Stove Life のページへようこそ。
2019年 7月23日 UP
さあ薪ストーブに火を入れてみましょう!
薪ストーブ 但馬 高柴 高階



兵庫県養父市で薪ストーブの
設計・施工・販売・メンテナンスをさせて頂いております
高柴商事梶@の 高階(タカシナ)と申します。


ストーブとの出会い

私が薪ストーブと出会ったのは、
丹波市の工務店さんの見学会でした。

そのお宅は「ソーラーサーキットの家」通称「SCの家」
(外断熱・高気密・高断熱住宅)
「SCの家」の説明役(応援)として参加しておりました。

その日は朝から凄く冷え込み雪が舞っていました。
お客さんの出足も鈍く、おのずと「休憩」が多くなります。
来場者が少ないときってわりと世間話なんかしています^^。

当時お世話になっていた社長さんとストーブの前で雑談。
ふと気づくと体が汗ばんでいます。

外は・・・雪・・・・・・・・・・。

「なんなんだっ!この心地よさ!」 カルチャーショックでした!。

たまに来るお客様も薪ストーブの前から離れません。

薪ストーブって何っ!!
どうなってるの!!


そんな薪ストーブとの出会いでした。



どうすればいいの?

それからというもの何かにとりつかれたかのように
インターネットで検索し、本を読みあさりました。

いろいろな薪ストーブが見たい!。
本物の「声」が聞きたい!。
次第に思いは募るばかりです。

でも自分の中での「本物」に会えません。
イライラもピークに達していました。

そんな時たまたま見つけたホームページ(現在はClose中)が
私の心を揺さぶりました。

*このホームページがなければ今は無いかもしれません。

そのホームページは今は存在しません。

100%素人が作った簡単なものでした。
でも何かあったかくなるものがあるホームページでした。

もう自分の中ではそこに行きたくってしょうがない!。
でも今度の日曜は嫁が不在で2人の子守をしないといけない・・。
先方に会ったこともなければアポもとってない・・・。
「う〜ん・・・・」とりあえず・・・・・・・・行こ!。
子供を連れて門を叩くのでした^^;。


「本物」との出会い

偶然がとても良い方向に向いたのです!。
(日ごろ不在の多いオーナーが偶然にも居たのです!^^)

オーナーのDボーイズさん(仮名)。あまり商売っ気もなく、
気さくで飾りっけもない(ある意味小汚い^^;。すみません)
相当なミリタリーおたく・・・^^;。

うまく言えませんが「本物」を感じさせる「男」。

このDボーイズさん(仮名)との出会いが
私を大きく変えることになりました。

子供達の目もしっかり見てました。
その「ストーブのおっちゃん」は気に入られたようです。
その娘も今では大学生ですが・・。
(今では2児の母ですが・・・。)

実際に展示品を見せてもらい、説明を聞き(大半は雑談)
おおいに納得できた有意義な1日でした。

娘が気に入った輸入雑貨を購入し帰路に付きました。
あの日の事、今でも良くおぼえています。

その後の私を大きく変える1日でした。


たくさんの人たちとの出会い

一期一会

その後、薪ストーブの仕事を始めるわけですが、
たくさんの人たちとの出会いがありました。

長野県のT.WOODさんとの出会いも大きかったです。
(イニシャルトークっぽくなってますね^^;。)

「ここで会ったも何かの縁」と言いますが
本当に会うべくして会ったといえる人です。

初対面から初めて会った気がしない。
古い友人のような不思議な感覚になりました。

酒を飲んで嫁自慢する彼がとても誇らしく思えました。

姫路市のゆんさん夫妻との出会いも
大きいものとなりました。

施工屋とお客様という立場でしたが
ゆんさん夫妻のおっきさに包まれ
「この仕事が出来て幸せだな〜」と実感しました。

工事が終われば「はい、さよなら〜」ではなく
そこから始まる。

たくさんの人たちと出会い。
その出会いからまた新たな出会いへと続いて行く。

この仕事とっても素敵な仕事です。


薪ストーブの世界へ

薪ストーブの魅力ってなんだろう?。
ただの暖房器具として考えるのであれば、こんなに手間の
かかる高価な器具は必要ないでしょう。
スイッチポンで暖かくなる石油ファンヒーターの方が便利です。

薪ストーブはたんなる暖房器具ではなく
人をひきつけるものなのです。

暖房だけではもったいない
強い火力でストーブ料理。
真冬に部屋の中でバーベキュー大会。

家族・友達の集まる場所になる事は間違いないでしょう。

また、薪作りも家族を楽しませてくれるものです。
決して楽ではありませんが、家族・友人が一つになって
冬の為の燃料をつくる。
自分達の作った薪で、自分達の料理を楽しむ。
自分の作った薪でコーヒーを飲む。

時間がゆっくり流れ、そこには心地よい空間が生まれます。
薪ストーブの魅力は一言では語り尽くせません・・・・

高度経済成長時代。
便利になりスピードアップし町には自動販売機が
ならび、欲しいものが何でもお金で変える時代。
まさにスイッチポン時代。コンビニ時代。
便利にはなりましたが、捨てたものも多いように
思います・・・・。

スイッチポン本当に幸せなんだろうか?。


さあ薪ストーブに火を入れてみましょう!

ある冬の朝。
雪がしんしんとふっている。
時間は5時30分。
外気温度はー3度。
室温は25度を超えている。
妻はまだ熟睡中である。

薪ストーブの扉を開け
いこっているおきに小割にした薪をくべ
その上に大割りにした薪をくべる。
すぐにオレンジ色の炎が踊りうっすらと明るくなる。

まだ全てが寝静まっている。
薪のはぜる音だけが心地よく聞こえる。
夜と朝との移り変わりを感じながら
窓の外の雪さえも心地よく感じる。

ストーブトップに乗せていたグランマーコッパーケトルの
お湯がゴトゴトと沸いている。
そのお湯でコーヒーを入れる。
薪のはぜる音とコーヒーの香りは朝の最高の贅沢。
インスタントコーヒーでも十分に癒してくれる。

目を閉じ頭の中で色々な事を瞑想する。
しばし贅沢な一人の時間をすごす。
「孤独は、最もつきあいやすい友達である。」
といったのはH・Dソローの言葉。
とても少しの孤独だがすばらしい時間。

誰だったか「時は金なり」と言った。
本当にそう思う?。
「金」ってなに?。
時=金ではないよ!。
誰か教えてあげて。


ふと、昔の冬の朝を思い出す。
雪さえも憎く思えた・・・。
化石燃料を燃焼させる安物のファンヒーターは
とても臭く、寒かった。
注意書きに「1時間ごとに必ず換気して下さい」と書かれて
いることに違和感を覚えた。
せっかく暖まったのに窓開けるの?。
開けないと一酸化炭素中毒になって死亡事故が起きる
可能性がある・・・・!?。
そんな危険な物を「家の中」で使いたくない。

薪ストーブと暮らし始めて
家の中に暖房器具はなくなった。
というか必要なくなった。


妻が起きてきた。

しばしの贅沢な孤独の時間が終わる。

「おはよう〜今日は寒い?雪つもってる?」
と聞いてきた。
家の中はとても暖かく外の様子が分からない。

最高の贅沢である。

薪ストーブが機嫌良く燃えている家がなければ
もう私は幸せになれないと感じた。

薪ストーブが燃えていない「家」には帰りたくない。



冬の楽しみ

お世話になった「薪ストーブ フレンド」
ゆんさんのブログより


また寒くなりましたね〜。

我が家の暖は薪ストーブ
カントリーインテリア好きの私が
家を建てる時に
「薪ストーブほしいな〜。街中じゃ無理かなぁ?」
と言った一言で実現した
なんでも言ってみるもんだ(笑)

始めは‘インテリア重視’程度でしか考えてなかったんだけど
使ってみると、とっても暖かいし何より楽しい

確かに、薪の調達は大変
家の周りには山はないし
もちろん、勝手にどこの山でも入ってはいけないし。
乾燥していない木は重くて、かなり重労働。
前の冬に薪を作り、乾燥させて次の冬に備える。
まるで『アリとキリギリス』のような世界。

うちは、しょーちゃん(だんな)が薪作りが趣味なので
よく働いてくれる
ストーブ友達なるものもできるので
間伐などの話をもらうと
みんなで山へ入って薪作りを楽しむ。

スイッチポンポンで温風がでてくるこのご時世
不便な道具だと思う人の方が多いだろうけど
あの暖かさを知ってしまうと
薪作りの重労働も楽しくなる

ゆらゆら燃える火を見ながらの晩酌も
この上ない贅沢なひと時(たとえ発泡酒でも(笑))

テレビは雑音でしかなくなる・・・。



ゆんさんブログはこちらからお入り下さい。

ゆりかご *Ripple Cradle*



薪ストーブと森

現在、日本国内で消費される全エネルギーに対する
薪エネルギーの比率は約0,2%といわれています。

アメリカ=8%
フランス=6%
北欧=15%

世界平均は約8%だそうです。

日本における薪エネルギーの比率が異常に低いことが
わかります。

日本国内でも10%くらいまでなら
森林資源を絶やすことなく消費できると言われています。

薪ストーブの燃料として薪を燃やしても、空気中の
二酸化炭素は増やしません。

薪ストーブから出る二酸化炭素は、
木々が生長する過程で大気から吸収した二酸化炭素の量と
同じだからです。

木は樹齢が30歳をこえると二酸化炭素の吸収力が
極端に衰えることが分かっています。

木にも寿命があり伐採せずに放置していればやがて
倒木となり腐り二酸化炭素を排出します。

歳を取った木は伐採して新しい木を植えることが
循環というサイクルを守る事になります。



薪ストーブを通して

Dボーイズさんの協力と、たくさんのユーザー様の
ご支援により多くの工事をさせて頂いております。

まだまだこの地域で馴染みが薄いですが、
少しでも多くの方に薪ストーブのある暮らしのすばらしさ
魅力をお伝えできればと思っています。


薪ストーブを通してたくさんの人に出会いたいと
思っています。


まだまだ未熟者の私ですが
ユーザー様に「よかった」と言って頂けるよう
がんばりますので今後とも宜しくお願い致します。




薪ストーブ
それは
生き方までも変えてしまうほど魅力的なものです。

よくある質問 施工例 Fireside stove
薪について Stove Life News
薪販売中 メール Top Page